禁酒を始めて約2年ほど経つので、暫定の禁酒成功者としてその方法をメモしておこうと思います。
禁酒する前のわたしの飲酒量は、自宅での晩酌のでは350ml缶を3〜4本。誰かと飲みに行くときは、生ビール4〜5杯に加えてウイスキーや焼酎を終電まで3〜4杯飲む程度でした。
コミュニケーションを円滑にするなど、適度な飲酒にはメリットもありますので、楽しんでいる方にとやかく言うつもりはありません。お酒をやめたいのにやめられないという方の参考になれば幸いです。
カクテル好きからワンカップ好きまで、お酒の習慣をやめられないレベルも個人差があると思いますが、今回はビール党の方におすすめの方法です。
ステップ1:禁酒の理由を整理する

目的があると禁酒を長続きさせやすいので、お酒をやめるための理由や目的を振り返っておくことをお勧めします。
からだのため
わたしの場合は主に肝臓の数値がひっかかったことが禁酒をしようとしたきっかけです。もう少し若いころには、少し控えたら数値が戻っていたような気がするのですが、最近はなかなか戻らず、ちょっと長いスパンで禁酒してみることにしました。
わたしのように既に臓器が弱まった方はもちろん、まだ若いけどわたしのようになりたくない方もぜひお試しください。
晩酌以外のことをする時間にする
お酒をやめると、お酒を飲んでいた時間と、飲酒後の酔って使い物にならなかった時間が、別のことをする時間になります。わたしの場合、若いころは先輩や後輩とのコミュニケーションと称して毎晩のように飲んでいたのですが、最近は遅くまで飲む体力もなくなり、帰って読書などをする時間が増えています。
お酒を囲んで話す時間もとても大切ですが、何割かは飲みニケーション以外の自分への投資時間や体をやすめる時間に考えるのもよいかと思います。
節約
こちらは意図せぬ結果でしたが、外食がほぼ0になり、家の晩酌もなくなったので以前より貯金が少し増えました。貯金を目的にするとなんだか精神的にきつい気がするので、補助的な目的にしたほうがよさそう。^^
ソバーキュリアスという生き方
最近、下戸ではないけど睡眠の質を高めるなどの目的からあえてお酒を飲まない人「ソバーキュリアス」(または「ソーバーキュリアス」「ソバキュリ」など)も増えてきているようです。
「お酒を飲むことを我慢する」という気持ちで取り組むのも悪くはないですが、新しいライフスタイルを試す感覚で気軽に取り組むのもよいですね。また世の中でこういうライフスタイルが確立すると、関連する情報や商品を探しやすくなりますね。
ステップ2:お酒の代替品を見つける
冒頭でもお話ししましたが、今回はビール党の方におすすめの禁酒方法です。

ビールが好き≠ビールに似てる味が好き
ビール党のわたしは始めはノンアルコールビールなどを試していたのですが、なんだかノンアルコールビールの味が好きじゃなくて、しかもノンアルコールを飲んでると「自分はビールを我慢して偽物を飲んでる」感があり、好きになれませんでした。そんな方は多くないですか?
ビールが好き≒炭酸の喉越しが好き
お酒と言っても、ビール以外にも日本酒やワイン、焼酎やウイスキー、カクテルなどいろいろ。その中でも一杯目といえばビールやスパークリングワインなどの炭酸を選ぶ方が多いのではないでしょうか。禁酒にチャレンジしていたある日、「飲みたい!」という衝動があったときに、キンキンに冷えた炭酸水を飲むと、ビールやスパークリングワインやハイボールを飲んだ後の爽快感に近いものを得られました。ビール、スパークリングワイン、ハイボールなど、一杯目によく飲まれるドリンクは炭酸の喉越しが人気の理由なのかもしれません。
好みの炭酸を探す
わたしの場合は炭酸水にレモン果汁を少量加える飲み方。ノンアルコールドリンクにありがちな甘ったるさもなく、何かの偽物で我慢している感もなくお気に入りです。と言いつつ、ハイボールやレモン酎ハイを飲んでる気分に近いですが。^^
人によっては甘味があるほうがよいかもしれませんが、炭酸水の喉越しプラスアルファのフレーバー(わたしの場合はレモン果汁)など、ビールの代わりになるものをぜひ見つけてくださいね。
好みの炭酸がよりおいしく感じる階段
好みの炭酸をみつけたら、あえてその前にいくつかの階段を設定することをおすすめします。わたしの場合はレモン果汁入り炭酸水が好みなので、それを事例にご説明しますね。
我慢できるときは常温の水、それが無理なら冷たい水、それも無理なら氷入りの冷たい水、冷たい炭酸水・・最上位にレモン果汁&氷入り炭酸水を設定すると、レモン果汁や氷が入った炭酸水がとても最上位で尊い飲み物に感じますよ。そう、精神論です^^;。
常温の水
↓
冷たい水
↓
冷たい氷入りの水
↓
冷たい炭酸水
↓
冷たい氷入りの炭酸水
↓
冷たい氷入りの炭酸水にレモン果汁
ステップ3:お酒の断り方も考えておく

最近はお酒を取り巻く環境も大きく変わり、昔のようにお酒を飲まなくても普通に受け入れられるようになっていると思います。もし、お酒を飲まないことにを不思議がられたとしても、健康診断の数値が引っ掛かったなどと説明すれば、多くの方が理解していただけると思います。
また、最近はハイボールや従来の酎ハイ以外にも焼酎を炭酸で割る飲み方も浸透しているので、炭酸水を置いている店も多くなっていて、注文しやすいと思います。
まとめ:新しい習慣を気長に身につけよう
若き日の自分にもし忠告できるなら、体を壊さぬよう休肝日をとりながら適度にお酒を楽しむことを勧めたいのですが、若いころの自分はきっと聞く耳を持たなかったでしょうね。^^
でもやはり、お酒を飲まない夜の過ごし方を知った今、この少し豊かな時間を若かったころの自分にも教えてあげたかったなという気持ちもあります。
毎日のように深酒をしていたのも習慣でしたが、今現在のお酒を飲まない日々もまた習慣になってます。
会社帰りに誰かとビールを飲む。家に帰ったら冷蔵庫を開けてビールを飲む。それは習慣なので、なかなか切り替えることはむずかしいかもしれません。でも少しずつ、家に帰ったらビールの代わりに冷えた炭酸水にレモン果汁を入れて飲む、というのを1週間のうちに少しずつ、無理しない程度に回数を増やしていけば、意外と新しい習慣として身に付くと思いますよ。
体を壊して禁酒を迫られている同年代の方はもちろん、ついつい毎晩飲み過ぎている若い方にも、禁酒まではいかずとも「飲まない日の過ごし方」はぜひお勧めです。からだを壊す前にぜひお試しくださいね。