今まで共済金(保険金)を請求したことがなかったので、詳細については理解できていないところがありましたが、無事に振り込まれたのでその内容を振り返りました。
コースは「総合保障2型」+「入院保障2型」
わたしが加入していたのは「総合保障型」と「入院保障型」。毎月の掛金はそれぞれ2,000円なので、月々の掛金の合計は4,000円です。

保障額は次のような感じです。「総合保障2型」と「入院保障2型」に加入していれば、該当する項目があれば両方から保障額が支払われます。
事故か病気で変わる保障もあるので加入や請求をする時はご確認ください。例えば通院保障は事故のときだけですし、入院保障も事故と入院で金額が変わります。

かかった金額と支払われた共済金の金額
病院に支払った金額
今回、私の場合は病気を直すための手術と入院でした。
手術と入院でかかった費用はオプションなしだと178,194円。
今回は病室を個室にしたので9日分の差額として追加で108,900円。
合計287,094円。
支払われた共済金の金額

それに対して支払われた共済金はこちら。
総合保障2型:入院(病気)4,500円×9日間=40,500円
入院保障2型:入院(病気)10,000円×9日間=9万円
入院保障2型:手術10万円
病気による入院費用として総合保障2型から4,500円、入院保障2型から10,000円をそれぞれ9日分。
加えて、手術費用として10万円。
合計230,500円。

「病院への支払」-「共済(保険)金」
今回の場合は差額は56,594円でした。全額戻ってくるとまではいきませんでしたが、個室で10万円ほどかかったことを考えれば、個室にしなければ共済金でもらう金額のほうが多い計算となります。
今回の処理にかかった日数
正確な日程をメモ指定わけではないのですが、書類を請求して届くまでには1週間もかからなかったと思います。(郵便局の配達がない週末をはさんだので少しかかりましたが、比較的早かった印象です)。また、書類を提出してから振り込まれるまでも、2営業日ほどでした。ケースにもよるかもしれませんが、今回のわたしの場合はとてもスムーズに支払いが完了しました。
保険(共済)に加入するのは得?損?
「元を取る」=「病気」や事故に会うということなので、保険の場合は元を取れば得ということではありませんが、加入時からこれまでの金額を振り返ってみました。
県民共済に払った金額と割戻金
平成25年(西暦2013年)の夏に加入していたので2023年現在までの10年で、月4,000円×12カ月×10年=480,000円支払ってきました。
でも、県民共済には割戻金という仕組みがあって、10万円以上が戻ってきています。48万円から割戻金を差し引いた327,653円が、これまでに実際に支払った額になります。(実際は2023年度分も割戻金があるので、さらに安くなりますが)
こちらは過去9回の割戻金です。
年度 | 割戻金額 |
2014 | 10,790 |
2015 | 10,396 |
2016 | 13,704 |
2017 | 13,204 |
2018 | 12,201 |
2019 | 13,228 |
2020 | 14,966 |
2021 | 12,206 |
2022 | 3,652 |
合計 | 104,347 |
割戻金が24% ※年により異なる
2022年はコロナに罹患された方への保障が多かっため、割戻金が少ないですが、その2022年を入れても、2014年からの割戻金の平均は24%でした。
10年支払った金額から、割戻金を引き、今回の手術と入院に対しての保障を差し引くと。97,153円。
もう1回くらい手術や入院をしたら元を取れそうです。w
ちなみに割戻金とは、残ったお金を戻してくれるという仕組みです。
掛金は皆さまからの預かりもの。だから、毎年決算後、残ったお金は「割戻金」としてお戻ししています。事業経費も極力抑え、少しでも多く還元できるよう努めています。
都道府県民共済グループ
まとめ:掛金は手ごろ、支払いにも満足
今回の精算が済むまでは、保険(共済)は手続きが面倒だったり、支払いをしぶられたりするのではないかと思っていましたが、手続きはそんなに面倒ではなく、支払いもスムーズでした。
毎月4,000円で割戻金もあって、保障はそこそこしっかりしているので、「約束に、まっすぐ。」の県民共済にこれからもお世話になろうかと思います。
ちなみに、県民共済では保険金ではなく共済金と呼ばれています。
私たちの生活を脅かすさまざまな危険(病気や交通事故、火災、自然災害など)に対し、組合員相互に助け合うという活動を、保険のしくみを使って確立した保障事業です(協同組合が行う保障事業は「保険」ではなく、「共済」と呼んでいます)。
組合員があらかじめ一定の金額(掛金)を出し合って、共同の財産を準備することで、死亡や災害等の不測の事故が起きた場合に生じる経済的な損失を補い生活の安定を図るため、共済金を支払います。つまり、組合員の誰かが困ったときに、他の組合員全体でたすけるという仕組みです。 生命、損害、賠償などのリスクに対して、組合員の皆さまを総合的にサポートしています。
こくみん共済